|
|
「アトピーの会」
偏見を受けて家にこもりがちに・・・でもこの会でホッとできた!
 |
「はじめの一歩」の参加者のなかに、アトピーやアレルギーの悩みを持つお母さん達がいます。このグループ「アトピーの会」は、共に子供のアトピーやアレルギーで悩んでいた親子達が5年前、病院などで知り合って結成。現在は「はじめの一歩」に参加しながら、月一回「特にこの日はみんなで集ろう!」と声をかけて、互いに話す機会を持っているといいます。経験者にしか分からない子供の症状、アレルギー児の除去食の工夫や病院の情報など、それぞれの持っている情報を交換する貴重な場となっています。この日の参加は9組の親子。子供の成長に伴い、メンバーが変わりながらも、常に新しい仲間を迎えているそうです。
|
 |
|
|
 |
参加者の一人である母親に、この会について聞きました。
「アトピー性皮膚炎の症状が強く出ていると、周囲の人に、母親が悪いとか、親が子供をこんな風にしたとか、心無いことをいわれることも少なくありません。わざと人目の少ない夕方を選んで散歩させたりして、どうしても子供と家にこもってしまいがちでした。でもこの集まりに参加することで、思いを共有し合える仲間を得て、本当にほっとできたんです」。
隣でお子さんを抱っこしながら、そうそう、とうなずく母親もいます。
「私には二人の子供がいますが、親しい友達のなかには同じようにアトピーで悩む人がいなくて、分かり合える仲間がほしいと感じていました。このような場を知ることができ、心強く思っています。」
アトピーやアレルギーがあると、みんなと同じものが食べられない、楽しいはずのおやつの交換もできないなど、親子の交友関係で注意しなければならない点が多いばかりか、特有のかゆみで子供がぐずれば常につきっきりとなり、落ち着いた時間を過ごすことすら難しい場合があります。同じ経験をしている仲間は、時に家族以上に精神的な支えになる、といってもよいでしょう。
「アトピーの会」のきっかけを作ったのは、ご自身も二人のアレルギー児の母親である、市内在住の飯沢さんです。「子供のアトピーは気をつけなければならない点がそれぞれ違うし、人によっては偏見もあるので、誰に話せば分かってもらえるのかさえ分からない時がある。ちょっとした話題でも、そうだよねと分かってくれる人がいると、それだけで安心できるのは誰でも同じこと。私自身も、仲間を得なければ前向きに過ごしてくることはできませんでした。一人で悩まないで、ぜひ仲間を作ってほしいですね」
病院などで出会った親子に声をかけ、旭川市内外の薬局やお店に、「ひとりで抱え込まないで。仲間を作りましょう」という趣旨のポスターも張ったという飯沢さん。この地道な行動が大きな輪を作ることとなりました。
|
 |
|
|
 |
地道なポスター貼りで徐々に増えた大切な仲間!
「張り紙をあちこちにしたはよいけど、今は黄色くなってるものも多いだろうなあ」と笑う飯沢さんですが、今日集まったメンバーは「張り紙を見て電話した」という人がほとんど。時には旭川市外に住む人からの問い合わせもあるといいます。
飯沢さんは「定期的に集まる人数が少ないから、この会、自然消滅しちゃうかもしれない」と冗談交じりに言いますが、継続を強く望む声は少なくありません。この日も「ずっと続けましょうよ、協力しますから!」と参加者から力強い声があがっていました。
「はじめの一歩」と、その集まりを利用して会合を続ける「アトピーの会」を取材して、勇気を持ってはじめの一歩を踏み出せば、それがやがてすばらしいコミュニティーを生み出すのだということがわかりました。
|
 |
|
|